一斗缶観測日記

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【感想】ワールドトリガー 第208話「遠征選抜試験⑥」

あらすじ:

  • 遠征選抜第1試験(閉鎖環境試験)1日目。施設点検を点検した後、全員で寝る場所を決めて課題をこなす
  • 第1試験の基本ルールは「与えられた課題をこなす」「遠征艇の中にいるつもりで7日間過ごす」「朝9時~夜9時まではトリオン体でいる」の3点。
  • 課題はそれぞれやる共通課題(400問。全問解答必須)とチームに課される分担課題(1000問。可能な限り解答)。あと戦闘シミュレーション演習(PC上で行う)とか、臨時で来る特別課題もある。
  • 香取「アタシも個室がいい!(もぎゃっもぎゃっ)」→(スッ)
  • 特別課題①が来たところで208話終了

 

感想:

 大きなハプニングはありませんでしたが、徐々に閉鎖環境試験中の課題や規定が明かされてきました。課題の量や内容、どのように生活していけばいいのかがわかってくると、他のチームだとどうなるか想像するのが面白いですね。(とりあえずカプセルベッドで眠る二宮さんが見たい)

 諏訪さんがリーダーとして頼もしいです。やることの指示はしっかり出してますし、他のメンバーの意見も聞き入れた上で質問に答えたり、ざっくりまとめたりしてくれるおかげで読者も理解しやすいです。戦闘シミュの細かいルールもしっかり共有しているところは前回の水上の検閲とは真逆ですね。

 課題をノートパソコン上でこなさなければいけないというのは近界民の空閑やヒュースはきつそうですね。ただでさえ文字が読めなくて不利なのに、その上普段使い慣れてない(と思われる)機械の操作までしないといけないとは。機械の操作はそのうち慣れるとしても、文字をいちいち読み上げのは他のメンバーにかなり負担がかかりそうです。空閑は自分から頼んだり、それ以外のところでフォローしたりしそうですが、甘えんボーイのヒュースは果たしてそういった気遣いができるのでしょうか。

 トリオン体が食べ物の消化吸収効率が良いというのは新情報でした。遠征が長期間にわたると食料は必須ですが、長時間トリオン体でいられればいられるほど積み込む食料の量もや現地調達する時間も少なく済みます。この辺考えるとやっぱりトリオン量ってあらゆる面で重要な素質だと実感します。

 分担課題を手が空いた人からするとしましたが、これって課題のスピードが遅い人とか、サボりがちな人が楽をできてしまうので、現実だと不平等が発生しがちですよね。特に即席チームだと「なんでこの人の代わりに自分が多くやらないといけないのか」と不満に思う人も出てきそうです。それを考慮すると1人200問ずつ分ける方法もあるので、そういった方法をとるチームも出てくるかもしれません

 施設を動かすトリオンの補充に関しても、補充にある程度のトリオン量が必要だったら必然的にトリオン量が多い人の補充量が増えそうです(トリオン量が少ない人も日中トリオン体でいる分+ノートパソコンを動かすトリオン分を残さなければならないので)。分担課題といい、施設のトリオン補充と言い、寝る場所と言い、閉鎖環境試験は考え方次第で負担の偏りが発生しやすくなっているようにも思えます。この辺って後で重要な要素になったりするのでしょうか。

 最後に特別課題①が出ましたが、意図がわからないものらしく、修も香取も首を怪訝な顔をしていました。問題ということは何か解答するものだと思いますが、どういった問題なのか想像もつきません。次の話も楽しみです。

 

雑記(読みながら適当にメモったこと)

  • 前の話に引き続き、諏訪7番隊は手分けして施設内の設備の点検
  • 開かないドアが二つ(うち1つはオペ用の部屋らしいと後で判明したが残りはなんだろ?)
  • シングルベッドが1部屋、ツインの部屋が1部屋で3人分。仕事部屋のところにカプセルベッド(狭い)が1名分ある。
  • 香取の「こんなせまいとこで寝たくないわ」感が表情からも伝わってくる。
  • 水を使うのはトイレ、シャワー、洗面台、キッチンの4か所。調理器具はコンロ、オーブンレンジ、トースター、炊飯器、ホームベーカリーなど色々ある
  • 冷蔵庫は電気で動いている模様。
  • 動力が電気orトリオンの違い、後々何か起きたりするんだろうか。電気系統が駄目になってもトリオン系統のものは動かせたり。
  • 食料は4日分にも満たない。(試験は7日間)
  • 香取「メガネは断食でいいわね」→三雲「話し合いましょう」の二人のやり取りが微笑ましい。
  • トリオン体は消化吸収効率が良いから1日2食で十分。でも1日2食でも5-6日しかもたない。
  • 諏訪「まともに3食食ってたら太るぞ」→宇井「あ~身に覚えあるわあ」とやり取りあったけど、トリオン体の消化吸収効率ってボーダー内の人間ならわりと常識なんだろうか。二人とも遠征経験はないだろうし。
  • ダイヤルを回すと小麦粉・砂糖が出てくる機械あり。出てくる速度が遅いからダイアル全部がっつり回してたけど、これって出過ぎて困るフラグなんじゃ。
  • 足りない分の食事はパンを焼くことになる。パンの文の卵と牛乳はキープ。
  • 香取が当然のように修をパシっているのが面白い。普段の香取隊のメガネ(若村)だったら文句言ってるんだろうな。
  • 試験規定の確認。
  • 第1試験の基本ルールは「与えられた課題をこなす」「遠征艇の中にいるつもりで7日間過ごす」「朝9時~夜9時まではトリオン体でいる」の3点。
  • 課題をたくさんこなす+A級の人たちの審査点で優劣が決まりそう
  • 課題は2種類。共通課題と分担課題。課題を閲覧・解答できるのは朝9時~夜7時のみ。
  • 共通課題:400問あり、合計1000点*5人。設問は全員共通。試験終了までに「全て」解答する。課題のジャンルは様々で計算問題、地理、心理テストなど様々。
  • 分担課題:1000問あり、合計5000点。どれを誰が解答するかは自由。試験終了までに「可能な限り」回答する。
  • 特別課題:運営から予告なく出題される。数も内容も不明。
  • 戦闘シミュレーション演習:試験2日目から行われる部隊対抗の競技課題。ノートパソコンでやる戦闘シミュレーションらしい。勝てば得点、負ければ0点。
  • 戦闘シミュ演習に勝った分だけ相手に差をつけられる点で他の課題と違う。
  • BBFの成績グラフを確認すると、諏訪さんは中より少し良いぐらい、修と香取は上と中の間ぐらい。宇井・隠岐の成績はBBFに載ってないけど成績悪そうに見えないからこのチーム、課題はなんとかなりそう。
  • そして、文字を読み取って課題をこなさないといけないって空閑とヒュースの近界民2人組にはきつくないですかね。共通課題は必須だから放っておくわけにもいかないだろうし。(チーム得点だけで考えるなら全設問捨てて分担課題に懸けるって方法もありだけど遠征に行きたい人はできないだろうし)
  • 三雲「香取先輩は遠征希望じゃないんですね」(めっちゃ嬉しそう)→香取「香取隊(チーム)でなら行くわよ。香取隊でなら」。香取のチーム思いの一面っていいですね
  • 諏訪さんや隠岐が突っ込んだり、チームの雰囲気がいいのは先行きが明るいです。
  • オペは夜9時になったらオペ部屋でその日の報告書を作成する。おそらくオペ部屋のノートパソコンは電気で動くっぽい。
  • 香取「ズルいズルいズルい! アタシも個室がいい!」(もぎゃっ もぎゃっ)
  • もぎゃあではない分少し抑え気味? そして個室が決定した直後の切り替わりっぷりはさすがです。
  • 試験中に全員必ず1泊はカプセルベッドを使用すること
  • 香取「諏訪さんのあとに入るのとかヤダ……」諏訪「んじゃおめーが最初に使えばいいだろが」香取「アタシのあとに諏訪さんが入るのもヤダ……」諏訪「シバくぞ」
  • 初日の部屋割りはカプセルベッド(隠岐)、ツイン部屋(諏訪・三雲)、シングル部屋(香取)、オペ部屋(固定で宇井)
  • 共通課題の状況判断①ではテラ次郎がぜにまるにパイナップルで殴られたっぽい絵図になってる(参考:22巻おまけの作者の脳内人格紹介)。下にいるのも作者の脳内人格。
  • ちなみに早川テラ次郎(楽観的なおもしろ主義者。キャラ作りからストーリー、プロットからコマ割りまで担当)、ぜにまる(疑り深い厭世家。最後まで原稿を完成させようとするが作画は雑)。
  • 長時間課題やるならマウスあってもいいのになーとどうでもいいことを考える。
  • 特別課題その①が諏訪さんのノートパソコンに来て、それを全員に転送したところで208話終了。

 

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