一斗缶観測日記

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【感想】ワールドトリガー 第207話「遠征選抜試験⑤」

あらすじ:

  • 遠征選抜第1試験(閉鎖環境試験)スタート。全員試験用トリガーに換装して、閉鎖環境に入る。まずは臨時部隊のコンセプトについて隊長から説明。
  • 試験中は毎日午前9時~午後9時は必ずトリオン体で過ごす。あと、閉鎖環境の設備は隊員のトリオンで動くため、定期的にトリオンを補充する必要あり。
  • 水上9番隊でコンセプト説明の時に、水上から「閉鎖環境試験を重視で行く」と説明した時に、照屋から「戦闘試験は自信がないってことですか?」と突っ込まれる。少し不穏な気配。
  • 試験中の情報は隊長に届いて、そこから他の隊員に共有する形。水上はさっそく試験規定の文章をいじって共有。善し悪しは不明だが、今後の展開に影響がでる可能性高い。

 

感想:リーダーが隊長経験者(or A級隊員)の部隊はコンセプトがはっきりしているというのが印象的でした。下馬評とは裏腹に頭の良い面子が集まった水上9番隊に不穏な気配が漂っているのが、今後どうなるのかドキドキします。

 各部隊のコンセプトを聞くのが面白いですね。リーダーが隊長経験者・A級の隊員のチームはわりとコンセプトがはっきりしていたのが印象的でした。自分のチームをチームとして評価して、必要な能力を持つ隊員を引き入れるというのは隊長として必須の能力なのかもしれません。

 その点では歌川・王子・柿崎・来馬・古寺のメンバーの選び方は非常にうまいです。村上はやや漠然としていますが、リーダーに不慣れであることを自覚し、サポート役を多くメンバーに引き入れるというのは十分ありだと思います。

 あと今回の話で一番印象に残るのは水上9番隊の不穏な気配ですよね。水上の意図が読めないのでどこまで予想しているのかわかりませんが、「閉鎖環境試験だけで差をつけて給料ボーナス狙ってる」と言った時の照屋からの突っ込みとか、その後の情報の検閲とか、あからさまな失敗フラグっぽいので逆に良い結果につながると思いますが、現時点では水上、照屋間に不和が生まれそうな感じですよね。

 そもそも照屋は柿崎という模範的な隊長を見てきているので、やる気がなさそうに見える、不真面目そうな水上に好感を持つのは難しい気がします。照屋自身が真面目なこともあって、搦め手・策略といったものに抵抗感があるかもしれません。戦闘試験で相手の意図の裏をかいたり、予想外の手を打ったり、そういった意味での策略は使うでしょうけど、試験を突破するために試験のどこかで手を抜くといった方法には反発しそうな気がします。

 一方で水上自身は将棋が得意だったり、生駒隊の副将的ポジションにいたので、広い視野で物事が見えていてそういった手はむしろ得意そうです。試験を突破するためであれば、戦闘試験は捨てるといったある意味ズルい方法もとることができると思います。

 隊長経験者でパーフェクトオールラウンダー量産といった壮大な計画を持つ荒船はそういったズルを許容できるでしょうし、樫尾もあの王子隊にいたことを考えると理屈がしっかりしていれば最終的には納得するのではないかと思います(王子もそういう策略家なイメージありますし)。

  プラスの伏線としては、事前に柿崎が水上を訪問してそうなのでその時点で何かアドバイスをもらっている可能性あること、なんだかんだワートリのキャラなので理屈がしっかりしていれば最終的には納得してくれそうなことぐらいですかね。

 マイナスの伏線としては水上が隊長経験者でなく隊員の動かし方をよくわかっていない可能性があること、冗談っぽい発言や搦め手、情報を伏せる行為が生駒隊だと許容されることが場合によって逆効果になる可能性があることでしょうか。

 まあ、情報が多すぎて混乱する人が出るとか、あるいは戦闘シミュレーション演習の対策に力を入れ過ぎて不必要にトリオンを浪費してしまってマイナス評価になったり、そういった可能性もあるので、一概に判断するのは難しいかもしれません。

 次の話も目が離せません。

 

 

雑記(読みながら適当にメモったこと)

  • バイザーつけてない隠岐がイケメン過ぎて一瞬誰かわからなかった
  • 宇井はスーツ姿しか見たことなかったので私服がちょっと新鮮。かわいい。香取はセクシー。諏訪がなんか意外性がなさすぎて逆に驚く。
  • 香取がナチュラルに修を下っ端呼ばわりしてるのに笑う。
  • みんな5分以上前に集合してるって結構まめですね
  • 閉鎖空間の会場って宇宙兄弟とかに出てた閉鎖環境用の設備っぽい。
  • 衣類はすべて着替え。トリガー・通信機器も没収。私物は個人コンテナ(かばん)に入る分だけ持ち込める。
  • ロンTの柄は各自で選んでる(ので、柄は各自のセンス)。宇井は猫好きなので猫の柄を選ぶのはわかりますし、鯛(たい)と靴(くつ)で退屈を意味する香取もわかりますが、他のメンバーはどういう意味があるんでしょう。隠岐の柄は意味深。
  • 隠岐のバイザーって運営支給なのか
  • 試験用トリガー支給。個人専用ってことは別の人のを使ったりはできないのかな。
  • 3月17日(月) 9時から遠征選抜第1試験(閉鎖環境試験)スタート。
  • 柱のところの手マークに手をかざすと、施設にトリオンが補充される。施設の中のものはトリオンで稼働する。ゲージはトリオン残量が表示されている。修だからなのか、ゲージは半分以下しか溜まってません。
  • トリオン残量がゼロになると電気が切れ、水も補充されなくなるので、随時パネルに手を当ててトリオンをチャージする必要あり。
  • 試験中は毎日午前9時~午後9時は必ずトリオン体で過ごす。違反すると減点の対象となる。オペも含めて全員が対象なんですね。
  • 部屋のノートPCは個人用で、各隊員のトリオンで動く(他人のPCは稼働できないっぽい?)。
  • 通信デバイスはバッテリー式なので、施設のトリオンで充電可能。ただ、コンセントがないのでデスクのスタンドでしか充電できない。
  • 試験の詳しい規定・課題のファイルは臨時部隊隊長のノートPCに入っている。
  • ここからはすべて隊長の指示に従う
  • 各隊で自分が選んだ臨時部隊のコンセプトを隊員に説明する時間。
  • 歌川1番隊:機動力があって長期戦に対応できるチーム。あと志岐の男苦手に配慮して、年下面子を固めてる意図もある模様。
  • 年下2人に志岐をフォローするようこっそりと頼む歌川さんのフォロー力がすばらしい。それをあっさり了承する空閑・虎太郎も良いです。漆間以外は隊の雰囲気に不安要素ないですね
  • 王子2番隊:『走れて』『剣が使えて』『組み合わせ的に面白そうなメンバー』。仁礼にからかわれる辻ちゃんかわいい、真面目なオビニャンもかわいい。生駒さんは面白い。
  • 柿崎3番隊:戦闘試験に備えてA旧経験者(影浦・犬飼)をそろえておきたかった
  • 影浦が犬飼を嫌っていることをあえてはっきりさせておくところが柿崎らしくて良いなーと思いました。太一とののも二人の仲が悪いことをネガティブにとらえる性格ではないので、なんだかんだ上手くいきそうな雰囲気があります。やっぱり隊長の人格って大きいですよ。
  • 北添4番隊:クジの流れで選んだだけだが、16歳組でそろえた方が気を使わなくて良いかなと思った。結果的にポジションのバランスもとれた。
  • 菊地原の嫌そうな顔に少し笑う。サイドエフェクト的に騒がしい海が苦手だったりするのかな。あるいは表面上と内心で差がありそうな染井が苦手とか?
  • 来馬5番隊:引き締め役として弓場を起用。全員体力があってポジティブだから長丁場でも大丈夫、のんびりし過ぎないようにだけ注意しよう
  • 弓場が完全にヤーさんの若頭ポジション。ただ、メンバー全員がポジティブなのでノリは良さそう。
  • 古寺6番隊:戦闘試験対策で機動力の高いメンバーを選んだ。トリオン量は少な目だが、古寺以外はアタッカーとして運用できるからガンナーやシューターより消耗を抑えられるはず。協調性の高さもトップクラスで閉鎖環境試験でも問題なし
  • 六田だけ未知数ではありますが、漆間のオペを務められているというだけで協調性やサポート力は保証されている気がします。
  • 二宮8番隊:クジ運が良かったから東さん・千佳を起用。絵馬が千佳と組みたがっていたから……入れば荒船隊と同じ狙撃手3名体制になって加賀美がやりやすいだろうと思ったから。「そういう考え方するんだ、二宮さん」と加賀美から意外に思われているところが面白い。
  • 二宮さんが「足を引っ張るなよ」と千佳に釘を刺してますが、ツンデレ天然二宮さんのことをわかってくると、これって「他のメンバーに負けずに頑張れよ」っていう激励ですよね。
  • 水上9番隊:オペが今(結花)だったから頭いいやつを集めた。閉鎖環境試験だけで他所に差をつけるつもり。
  • 「戦闘試験は自信がないってことですか?」と突っ込みを入れる照屋と、「(バトルもまあまあいけるが)ウチはバトル以外の方が有利」というやり取りが微妙に不穏な気配がありました。
  • 村上10番隊:くじを引いた時点で一番いいと思った駒を採った。陣形は考えてなかったが、氷見がオペなのでどの組み合わせもいけると思った。村上自身に隊長経験がないので、鯛の補佐役を集めた感はある。
  • 氷見が「うむ」とうなずいているのが微笑ましい。こういうキャラだったとは。
  • 若村11番隊:くじを引いた時点で一番良さそうに思えたやつを採った。半崎の時はクジ運は最悪だったが半崎が来るのは「悪くない」と思った。若村のリーダー役慣れてない感あふれる感じがかえって応援したくなる。
  • 諏訪7番隊:クジ番と勘。悪くねー部隊。
  • クジ番号が操作されてた説浮上。クジがトリオンで作った特注品だったので、引いた人のトリオン体に反応して決まった数字が出るように指定されていたのではないか。
  • 誰もが驚くような話を突然振ることで不満げにしていた香取の気をそらす、って意図的かはわかりませんが、諏訪は人の扱い上手い。
  • 何チームかは事前のアンケートで嫌いな隊員(本来は一緒に遠征に行きたくない隊員)に選んだ人と同じ隊になっている
  • 修がギクリとしたり、中学生の年相応な態度をとるのは久々な気がします。
  • それを先行きが楽しみと面白がれる宇井さんは大物です。
  • 物資チェックを先:柿崎3番隊、北添4番隊、諏訪7番隊、村上10番隊
  • データチェックを先:歌川1番隊、王子2番隊、古寺6番隊、若村11番隊
  • 手分けしてチェック:来馬5番隊、二宮8番隊、水上9番隊
  • 上からの指示は全部隊長のところに来て、共有フォルダに入れた分だけ各隊員のノートからアクセスできる
  • 第1試験の規定で見える範囲をメモ
  • 1.試験を受ける隊員は、午前9時から~~(中略)~~トリオン体に換装して過ごすこと。
  • 2.試験期間内に、共通課題をすべて終わ~~(中略)~~試験運営に回答を送付すること。
  • 3.試験期間内に、分担課題を可能な限~~(中略)~~試験運営に回答を送信すること
  • 4.その他、試験運営から予告なく出題さ~~(中略)~~決められた期限までに回答・達成し、~~(中略)~~。
  • 5.閉鎖環境施設を、遠征艇内と想定し、~~(中略)~~。
  • 4の「予告なく出題さ~~」って、抜き打ちで何か試験や課題が課される可能性もありそうです。
  • 甘えんボーイのヒュースは日本語が読めず、若村にフォローされる
  • 新情報。言葉が通じるのは音声にトリオンを乗せて情報をやりとりしているから。話し手か聞き手どちらかがトリオン体ならトリオンを介して言葉は通じる。お互いが生身だと言葉は通じない(ただし、ヒュースの場合はトリガー角がトリオン体と同じ役目を果たすので通じる)。
  • 修が事前にヒュースが日本語を読めないと若村に連絡していた。
  • 前日に柿崎が自分の隊のメンバーが入る臨時部隊の隊長に挨拶に来ていたからそれを見習った模様。さりげなくヒュース修を自慢してる……?
  • 「わたしイコさん」もあるかもしれないやんか(絶対にない)
  • 今回の話の一番の見どころ、水上による情報検閲。戦闘シミュレーション課題に関する項目を削除した状態で、規定を隊員に共有する。
  • 真木さんも一定の理解をしていましたが、これってやっちゃって大丈夫なんでしょうか。ただでさえ最初の臨時部隊コンセプト説明の時に照屋と若干不穏なやり取りがあったのに。
  • 情報を伏せていたことが明らかになった場合、荒船はあっさり受け入れそうですし、樫尾も理由を説明すれば(あの王子隊の一員なので)納得してくれそうですが、照屋は筋が通ってないと理屈だけで納得してくれなさそうな雰囲気があります
  • ゆりさんが試験中は玉狛第1のオペレーターをやるんですか。どういうオペなのか気になるところです。

 

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