一斗缶観測日記

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【感想】ワールドトリガー 第209話「遠征選抜試験⑦」

あらすじ:

  •  特別課題の第1弾は「今回の遠征選抜試験がなぜ部隊(チーム)をシャッフルして行われたか、その理由を部隊全員で考え意見をまとめて提出しなさい。(400字以内)」で、[提出期限は3/17午後3時まで]
  • 各部隊で話し合いをして結論をまとめる様子が描かれる。
  • 運営にとっての理由を推測するのか、個人の発想を述べるのか→その辺を気にするかどうかも『人材的正確』の判断材料になるから深く意識する必要はない
  • 各部隊で出ていたのは「遠征を再現している」「普段の部隊よりもさらに噛みあう組み合わせの模索」「普段の部隊で表面化しない個人の不安要素を洗い出す」「元の部隊の環境に依存している人間が単独でも動けるかどうかを見る(戦闘面+人格面)」
  • 諏訪7番隊の部屋で施設のトリオン切れによる停電発生。それにより三雲の端末が起動しなくなる。

 

感想:隊長ごとに議論の進め方違うので部隊の特色出て面白い。施設のトリオン切れは思ったより早く出てきた印象です。

 ひたすら話し合いで終わる1話。話し合い自体が面白いのでもっとやれって感じです。

 樫尾は王子隊の作戦会議の時点から几帳面で、気になるところをどんどん質問していましたし、古寺の合理的なところとか小佐野の感情派なところとかも事前にわかっていたので、読者がこうなるだろうなあと思う展開をしっかり描写してくれるのは安心感があります。

 マリオちゃんとヒュースで生駒さんの評価が違うところは笑うところかもしれませんが、オペレーターと戦闘員で評価基準が違ってるのかなとも思いました。オペレーターだと直接戦闘することがないので、個の戦闘能力を実感する機会が少なく、作戦室や普段の生活での気の抜けた印象の方が強くなりがちなのかもしれません。ヒュースも作戦会議の生駒を見たら評価が少し変わるかもしれませんね。

 諏訪さんの言ってた「臨時部隊隊長の選出基準が全員同じとは限らない」はなるほどと思いました。ただ若村が選ばれた理由はまだはっきりしません。香取が遠征に行った場合の臨時隊長になるからというなら納得ですが、肝心の香取は遠征に行く意思がありません。遠征中は上層部が残った隊員で勝手に部隊を作るっていうならわからないでもないですが、これまでの状況を考える限り勝手に部隊を決めるのもどうかなー。

 最後の停電→三雲のPC起動しなくなったのは普通にトリオン切れですね。PCの電源は操作者のトリオンから動くと説明されていたので、トリオン量の少ない三雲が施設にトリオンチャージしてトリオン切れになったということでしょう。

 

 

雑記(読みながら適当にメモったこと)

  •  特別課題①「今回の遠征選抜試験がなぜ部隊(チーム)をシャッフルして行われたか、その理由を部隊全員で考え意見をまとめて提出しなさい。(400字以内) [提出期限 3/17 午後3時まで]」
  • 照屋が運営にとっての理由(正解)を探すのか、個人の発想を述べるのかで迷ってましたが、1つの設問でそこまで考えられることに感心します。
  • 樫尾って王子隊にいた時から細かい点にも突っ込みを入れていたので、荒船との会話がすごくしっくり来ますね。荒船の「出題意図を気にするかどうかも人材的性格の判断材料だから気にしなくていい」というのが論理的で良いです。
  • 古寺が「締め切りは3時までって書いてあるけどだらだらと議論しても時間がもったいないので」と言ってましたが、前回の終了時が10:40だったので、やろうと思えば4時間ぐらい議論できますね(それやったら共通課題が進みませんが)。
  • 影浦と犬飼の「他に理由あるか」→「あるから課題として出題されてるんだろうね」の会話は相変わらずばちばちしてますね。これは相性が良くないのも頷けます。「煽んな犬飼。噛みつくなカゲ」というののが強キャラ感あります。
  • 南沢の「ストレスなんか感じないけどな~」ってお気楽すぎる(笑)。その能天気な発言のおかげで菊地原がクジ操作の可能性に思い当たりました。
  • 菊地原が一緒に遠征に行きたくない人に、南沢(うるさいから)、真木(偉そうだから)を上げていました。真木理佐っていろんな人から苦手意識をもたれてるようです。
  • 遠征の再現って目的以外のことを考慮すると、遠征に行かない人にとっても試験はかかわってきますね。東さんが遠征に行った場合の小荒井・奥寺とか、どう考えてもこれまでと違う動きが求められますし。
  • マリオちゃんの「イコさんが……? 可能性ある……?」といぶかしげ。これってよく考えると、オペレーターと戦闘員の認識の違いってあるかもしれないと思いました。画面上や戦績上ではイコさんの働きを把握してるものの、オペだと直接戦う機会がないので、イコさんが相当な実力者であることを意識することが稀なのかもしれません。そうなると普段の作戦室での印象の方が強くなってしまうので、試合直前にナスカレ―の話をしているような隊員が遠征選抜試験に通るわけないと思ってしまうのも無理からぬことです。
  • 一方でヒュースは自分の実力に自信があるので、互角に渡り合えたイコさんを過大評価してそう。作戦室の様子を見せたらどんな顔になるんでしょう。
  • 小佐野が出るたびにかわいくなっている気がします。
  • 「新鮮で面白いから」という一見するとふざけているようにもとれる意見ですが、ちゃんと周りのメンバーが受け止めているところが素敵です。小佐野がふざけているわけではないことがわかったから弓場さんもすぐに怒鳴ったりしなかったのかな。
  • 小荒井の「『面白いから』がこの課題の答えになるってことっすか?」が、結構良い返しだと思います。小佐野の意見を否定せず、整理しつつ次の発言を促しています。
  • 小佐野と小南がなぜ出てくるのかというと、バストアップキャンディの繋がりからですね。こういう単行本読んでる人しかわからないようなネタは大好物です
  • 弓場「普段の部隊よりもさらに"噛み合う"組み合わせがあるかもしんねェ…… シャッフル部隊にはそういう『相性』を探る狙いがあるってことかコラァ」→小佐野「そういうことだ こらぁ」
  • 弓場さんが嬉しそうで何よりです。この様子を笑顔で見れる来馬もさすがです。
  • チームメイトがカバーしてくれつ弱点が~などと話し合ってる村上10番隊の面子が、むしろいつもチームメイトをカバーしている側だというのがなんだかおかしな感じですね
  • 二宮さんの「元の部隊に依存してる人が単独で動けるかどうか(三雲、若村・三浦、小荒井・奥寺・、影浦)」の発言ってこれまんま二宮さんにブーメランなんじゃないでしょうか。戦闘面は別として、人格面では二宮も協調性あるわけではなさそうですし、彼の天然な性格をわかってサポートしてくれるメンバーがいないときついのではないでしょうか(唯一わかってそうな東さんが今回は積極的に介入しなさそうですし)
  • あとよく見ると「影浦の性格が許されているのは北添・仁礼の性格に許されてる部分が大きい」ってありますが、そこに絵馬が含まれてないのは意図的なんだろうか。
  • ユズルが「オレは……あんたのこと認めてないからな……」と着々と伏線を張っています。
  • 隠岐の背後で施設内トリオンゲージがゼロになりかけてる……!
  • 諏訪さんの言ってた「臨時部隊隊長の選出基準が全員同じとは限らない」ってのは当たってそうですね。
  • 諏訪さん曰く「未来の隊長候補:歌川・古寺・北添・村上」「未来の幹部候補:二宮・来馬・柿崎・王子」
  • 諏訪さんは幹部候補に含まれそうな気がしますが、残った水上・若村はどうなんでしょうか。やっぱり遠征中の臨時部隊隊長予定ってことなのかな。
  • 予定調和的に停電が発生。とっさの状況で「……!?」「何……!? 停電!?」となる三雲、香取はわりと年相応な感じですが、他のメンバーの落ち着きっぷりヤバない?
  • 三雲が触った時と隠岐が触った時でゲージの伸びの差がえげつないです。三雲の艇トリオンっぷりが浮き彫りになります。
  • 大方の予想通り三雲のトリオン切れでPCが点かなくなりました。これ、昔だったら課題データが軒並み吹っ飛んでます。
  • 以下、各部隊の話し合いで描写されていた意見をざっと整理しました。
  • 柿崎3番隊:遠征の部隊ごちゃまぜ状況を再現しているだけ。他に理由あるか(影浦)→他に理由があるから出題されてるんだろうね(犬飼)
  • 北添4番隊:長旅に向けてのストレス耐性試験なのでは
  • 来馬5番隊:新鮮で面白いから(=普段の部隊よりさらに"噛み合う"組み合わせの模索)
  • 古寺6番隊:20分考えを出し合って、10分でまとめる
  • 諏訪7番隊:次の世代の隊長候補、未来の幹部候補の試験も兼ねている
  • 二宮8番隊:元の部隊の環境に依存している(エース依存の戦術・個人のアドリブ多めな)人間が単独でも動けるかどうかを見る。戦闘面・人格面。
  • 水上9番隊:運営側が用意した意見を探るのか、自分の考えを提出するのか→人材的性格を見たいならその辺を気にするかどうかも判断材料なのでそこまで意識する必要はない
  • 村上10番隊:いつもの部隊で表面化しない個人の不安要素を洗い出す目的
  • 若村11番隊:遠征行く気ない人には関係ない?→残る側にも関係ある。遠征で隊員欠けた部隊は他の部隊と合同で動くかもしれない。元隊長以外の臨時部隊隊長は留守番隊長となる可能性あるのでは?

 

 

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