一斗缶観測日記

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【呪術廻戦】死滅回游のルールを意訳してみる

「呪術廻戦」の143話で「死滅回游(しめつかいゆう)」とかいうゲームのルールが出ていました。なんか難しい言い回しとか、ややこしい部分が多かったので、間違いを恐れず大幅に意訳してみました。

 

 以下、オリジナル

死滅回游(しめつかいゆう)
<総則(ルール)>

1.泳者(プレイヤー)は術式覚醒後十九日以内に任意の結界(コロニー)にて死滅回游への参加を宣誓しなければならない。
2.前項に違反した泳者からは術式を剥奪する。
3.非泳者は結界に侵入した時点で泳者となり死滅回游への参加を宣誓したものと見做す。
4.泳者は他泳者の生命を絶つことで点を得る。
5.点とは管理者によって泳者の生命に懸けられた価値を指し原則術師5点、非術師1点とする。
6.泳者は自身に懸けられた点を除いた100得点を消費することで管理者と交渉し、死滅回游に総則を1つ追加できる。
7.管理者は死滅回游の永続に著しく障る場合を除き、前項によるルール追加を認めなければならない。
8.参加または点取得後、十九日以内に得点の変動が見られない場合、その泳者からは術式を剥奪する。

 

以下、意訳

  • 泳者とは「(A) 加茂憲倫に術式を与えられた者」 or 「(B) 死滅回游に参加した者」を意味する。非泳者は結界に入った時点で泳者となる
  • 泳者(Aの意味)は術式に目覚めてから19日以内に、結界内で死滅回游への参加を宣誓しなければ術式を失う
  • 泳者は他泳者の術師を殺すと5点、非術師相手なら1点得られる。
  • 得点した点のうち100点を消費すれば、死滅回游の継続に支障がない範囲でルールを1つ追加できる。
  • 参加、または最後の得点から19日間得点の変動がない泳者は術式を失う

 いらない記述をざっくり削って、まとめられるところは全部統合して、管理者とかなくても通じそうなところは省いたらこんなもんですね。

 

 

 オリジナルのルールを読んでいて以下の点が気になったりもしました。

  • オリジナルの1.を見る限り、加茂憲倫に術式を与えられた者はあくまで参加を宣誓するかどうかの選択があるだけで、最初から泳者ということなんでしょうか。であれば宣誓前の泳者も得点にできそうな気がしますね。
  • オリジナル5.のポイントですが、「原則」とつけてる以上絶対に例外もあるんでしょうね。管理者によってつけられている価値なので、1人で100点オーバーの人とか、逆に得点ゼロの人もいるのかな。
  • オリジナル6.の100得点の賞品はあくまで「管理者(ゲームマスター)」と交渉して総則(ルール)を追加する場合ですけど、永続に著しく障る場合ってこれって管理者判断なんでしょうか。これって解釈次第で白にも黒にもできそうなんですが……まあ、この辺は法律っぽさがあって良いですね。
  • 総則があるってことは各則もどこかにあるんでしょうか。

 

 この手のルールをがちがちに決めておく展開って、うまく練られたストーリーだとあっと驚かされることもありますし、予想を上回る展開に唸らされることもあるのですが、逆に「その論理はないだろう」とか、「こんなあっさりと終わらせるのはもったいない」みたいなパターンもあります。

 呪術廻戦をこれまで見てきた感じだと熱さや勢いはあるのですが、計算されつくしたストーリー展開とか異様なまでに準備万端の設定とかがあるようには見えないんですよね。作者がうまく整合性をとろうとしている姿勢は見えるのですが、こういった細かいルールを作ってしまうと扱いきれなくならないかかえって心配になります。

 とはいったものの、「読者が予想できる材料は十分にそろっていたが、作者が予想を上回ってきた」という話は大好きなので、ぜひそういった展開を期待します。